気がついたら、真っ白の天井が見えた。

店長とハルが、心配そうな顔で僕を覗き込んでいた。



「優貴…っ!」
「優ちゃん…っ!」



此処、何処?

「ん…」


気だるい身体を起こして、ハルがそれを止める。

「動くなよ。寝とけ」


「ハル…」

「先生、呼んでくる。」


ハルは明るくなった表情のまま、部屋を飛び出した・


病院…?


「優ちゃん。貴方、もう3日も目を覚まさなかったのよ…、私、心配で…」


3日?!

店長もハルも、なんでここに居るの?
店は?学校は?


思った事が言葉にならなくて、もどかしい…



「店…は?学校も…」

「そんな事心配しないの!」


店長の目は真っ赤に腫れてて、たくさん泣いたみたいだった。