昔、誰かが言っていた。

『“幸”と“不幸”は平等に、必ずやってくる。』


誰にでも平等に…

地位とか価値とか、大事なのはそんな事じゃない。




人は皆、平等なのだ。





僕にも、千尋さんにも、百合子さんにも、親父にも…

全ての人にやってくる。




“幸”も“不幸”も、こんな時代を生き抜くための試練で。



それに立ち向かえない者は、堕ちていく……




何を求め、何を得て、僕たちは生きてるんだろう…






手に入れたいもの。

頑張って手に入れたものが、必ずしも“幸”とは限らない。



それがどんなものなのか、手に取って初めて分かるのだ。