「僕の方から離れるなんて、あり得ない。千尋さんこそ、僕から離れないでよ?」


本当の気持ち。

これほどまでに、はっきり伝えられるのは貴方だから。


「ありえねー!だって俺の方がゆーきの事好きだもん。」

少し子供っぽいところも、

「それはない!僕の方がちーちゃんの事すきだもん!」

ころころ変わる表情、

「ばーか、俺なんてだいすきなんだからな!」

無邪気な幼い顔も

「僕はだいだいだいすきだもんね!」

嬉しい事を言ってくれるところも

「じゃあ俺は、だいだいだいだいだいすきだ!」

絶対恥ずかしいのに平気なフリするところも

「僕はもう言葉じゃ伝えきれないくらいすきだもんね!」


「うっせー黙れ」

少し強引なところも全部…

「んっ…」



これはきっと照れ隠し。
強引にキスしたくせに優しいなんて、ずるい。


「愛してる」