そんな話をしていれば、5時なんてすぐ来てしまった。
ファミレスで何時間喋ってる女子高生の気持ちが分かるような気がした。
恋って、そこに相手が居なくても楽しいんだな…
5時すこしを迎えて、携帯が鳴った。
『終わった!今からすぐ行く!家教えろー!』
やっぱり顔が緩んでしまう…
すき、がどんどん大きくなる。
「ニヤけてるよっ、彼でしょ?来るの?」
「うん。迎えに来てくれるの。」
ニヤけてる…
こんなにすきなんだもん。
しょうがない、よね?
僕は住所をメールで送った。
早く来ないかな、なんて思うったらやっぱりニヤけてしまう。
百合子さんは夕飯の支度をして、僕は荷物の確認をした。
確認するまでもないんだけど…