そんな中
わたしたちの進展はなく
いままで通りだった。
でも
わたしたちのまわりには
恋のことで悩んでいる男女がいっぱい。
仲良しグループの中でも
たくさんいた。
わたしは
そぅいう女の子ほっとけなくて相談とかにいっぱいのってた。
男子の相談にものってたんだけどね。
そして
わたしのよぅにたくさんの相談を受けてる仁哉くん。
2人で
『本物に比べて偽物はラクだね。』
とか言ってた。
まぁわたし的には
ニセでもラクじゃなかったんだけど。
合わせてた。
そんな感じで
仁哉くんには自分の気持ちを隠してたんだ。
でも楽しかったよ。
2人でカップルを
成立させたりしたんだ。
2人で本気で考えて
悪いところを説教してあげたり
いい案を出してあげたり。
大変だったけど
カップルが成立した時は
嬉しくて。
2人で
ちょー喜んだ。
冷やかし役もわたしたち。
2人で並んで
『ひゅーひゅー』
言ってた。
そんな感じで
仁哉くんとわたしは
いつもいつも応援係。
頼りにされる
偽物かっぷるみたいな?
たくさんの人に頼りにされるのは
本当に嬉しくて。
でも
少しだけ
本当に少しだけ
自分たちの事も真剣に考えてほしぃなぁって思ってしまった。
わたしには
ニセでも気持ちがあるんだから…
でも
正直に言ってはいけないことがあるんだ。
そぅ思ってた。