駐輪場で冗談で告られて冗談でOKした。

その次の日。

教室へあがったわたしはビックリした。

「菜恋って仁哉くんと嘘で付き合い出したんでしょ!ニセとか言ってるけど何?」

って聞いてきたのは真乃。眼鏡かけててかゎいぃ子。一緒に行動する感じで仲良しなの。

でもさ。

おかしくなぃ?

なんで知ってるの?

わたしこの事誰にも言ってないよ?

知ってると言えば
蓮花ぐらい。

「なんで知ってるの?」

「仁哉くんが言ってたよ。」

「あぁそっかぁ。まぁニセだよ。ニセ。本物じゃないからね。」

「いつかは本物になるでしょ。」

「ならないって。なるわけないじゃん。」

そぅだよ。

だってニセだもん。

好きって気持ちがないんだもん。

本物になんか…
なるわけないんだ。