不安な気持ちを抱えたまま学校へ行った。
少しの期待と
大きな不安でいっぱいだった。
仁哉くんのことをいつでも考えてる自分はやはりまだ好きなんだと思う。
でもね
交換ノートはわたしのところに戻ってこない。
勇気が出なくて
ちゃんと言えない“返して”の一言。
心の中では
“返して”
“お願いだから前みたいに戻ってよ”
一生懸命に叫んでるのに。
わたしは弱いんだ。
まだ…可能性を信じてる。
でも突き放されるんじゃないかって不安もある。
だから言えないの。
怖い…
怖い……怖い………怖い…
今には大好きだった仁哉くんがすごく…すごく……怖い。
好きが大きくなればなるほど怖くなる。
ねぇ…仁哉くん。
お願いだから
お願いだから
前の仁哉くんに戻って?
そして
わたしの不安をなくしてよ。
お願い…お願いだから。