「佑斗!」


振り向くと、眉間にしわを寄せた佑斗が立っていた。


嬉しい。


久しぶりな感じがする。

毎日一緒だったから、ちょっとでも離れると、こんなに寂しいもんだったんだ…。


「お前が来るとこじゃねぇよ。ここは」


「だって…」


引き止めてくれた…。


それが嬉しいのに、全然素直になれない。


「だってじゃないよ。ほら、帰るぞ」