再び、繁華街へ出て、あてもなく歩く。 服を見たり、立ち読みしたり、カフェでお茶したり…。 あんなに欲しかった自由も、佑斗と一緒じゃなきゃ、楽しくない。 会いたい…。 何度も携帯を開いては、佑斗の名前を見て、また閉じる。 声だけでも聞きたいけど、勇気が出ないな…。 そんな事をしていたら、いつの間にか外は暗くなっていた。