もちろん、一瞬怪訝そうな顔をしたけど、 「嘘だと思うなら、実家に連絡して?」 と言うと、 「分かったよ」 と、渋々頷いた。 佑斗でも、やっぱり私の両親には気を遣うのか、そう言ったからって、直接連絡をする事はない。 実際に、実家は近いのに、もう半年近くも帰っていないのだ。 誕生日にも来なかったし。 だから、何とか一週間、実家に帰れる事になったのだった。