次の朝、私は佑斗が起きる前に実家に連絡をした。


“佑斗がね、久しぶりに実家でゆっくりして来いって、言ってくれたの“

なんて、すぐにバレる嘘でも、後の事なんてどうでもいい。


佑斗には、


“実家の両親がね、久しぶりに私に会いたいって言ってきたの“


と、伝えた。