愛美との電話を終えて、しばらくすると、佑斗が戻って来た。
「ねえ、何の話しだったの?」
教えてくれないのは承知で、敢えて聞いてみる。
「別に。何でもねえよ」
やっぱり、ぶっきらぼうに答えるだけだ。
さすがに、4年も一緒にいると、分かる事もある。
佑斗は、私に知られたくない事を聞かれると、必要以上に無愛想になるのだ。
だから、晴彦との話しが、愛美から聞いた内容と、一緒だと思うんだよね。
佑斗は、私に隠そうとしている…。
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