エナさんを見送った後も、まだ僕の手にはエナさんの温かさが残っていた。


そしてその手には、僕宛てのチョコがある。


僕宛てのメッセージカードは……とか、まさかね。


神様……ごめんなさい。


“まさか”がこんなに沢山の一日だったのに、僕は本当に欲張りです†


そうだ、帰ったらシンジに報告しよう。


シンジ、喜ぶかな?


それより――…


驚くのが先か!