「学園長、ご覧になりましたか?例の転校生の書類。」

学園長室では4人の男が机を囲んでいた。

「ああ、非常に興味深い、だか・・・。」

ゴーグルを額にかけた男が聞いた。


「だが・・・何だ?」

学園長は笑う。

「俺たちに何が出来るかと言われたらそれまでだ、所詮俺たちは「学校」の人間でしかないのだからな。」

帽子をかぶった男が席を立つ。

「どうした?まだ始まったばかりだぞ。」

男は笑う。

「俺は帰らせてもらうよ、俺は「そっち」の人間でも「学校」の人間でも無いんでね。」

そして男はこう続けた。

「天和、四暗刻、清老頭、48000オールだ。」

阿鼻叫喚を尻目に男は部屋を出た。

「速水鼎・・・・・・興味深いな。」