《ハッハッハッハ、去年のお面ライダーと今年のお面ライダーは別人なのでアール》


「それはさっき聞いた」


《ハッハッハッハ、去年のお面ライダーはボボボボクが街でナン……街で会って声をかけた、かわいこちゃーんなのでアール》


「結局ナンパだな」


《ハッハッハッハ、去年のお面ライダーはボボボボクの志に共感して、お面ライダーになることを了承してくれたのでアール。あと、金一封にも少し興味を示していたのでアール》


「志し関係ないな」


《ハッハッハッハ、そして僕はおまじないで、去年のお面ライダーを貧乳にしたのでアール》


「貴様、必ずミンチにしてやる」


《ハッハッハッハ、去年のお面ライダーは素晴らしかったのでアール。ニュースになるほど、チョコを配りまくってくれたのでアール》


「それはさっき聞いた」


《ハッハッハッハ、そのあとに事件は起きたのでアール。ハッハッハッハ》


「なんで事件起きたのに笑ってんだよ」


《ハッハッハッハ、チョコを配り終わったあと、去年のお面ライダーはボボボボクに質問してきたのでアール》


「ていうか、なんでさっきからどもってんの?」


《ハッハッハッハ、“いつこのコスプレは脱がせてもらえるのか”と去年のお面ライダーは尋ねてきたのでアール》


「コスプレっていう判断だったんだな」


《“ハッハッハッハ、もう一生脱げないよ”とボボボボクは説明したのでアール》


「えええぇぇぇ!? おまじないって一生ものだったの!?」


《ハッハッハッハ、すると去年のお面ライダーは突然怒り出したのでアール。さっぱり意味がわからないのでアール》


「いやわかるだろ!! そりゃ怒るだろ!!」


《ハッハッハッハ、去年のお面ライダーは“許して欲しければもう3千円だせ”と言ってきたのでアール》


「その程度で許しちゃうの!? 一生ものなのに!?」


 そのとき、二人の言葉をさえぎって、お面ライダーが会話に参戦した。


【社長サン、まってほしいです。まってほしいのです。質問したいのです】