すぐそこ、って尚人は言ってたけど ほんとにものの1分くらいで着いてしまった。 え、てかいいのか? 親とかいないわけ? 常にこういうときはホテルのあたしにとって 家に遊びに行くっていうのはすごく新鮮だった。 『上がって。俺なんか飲むもの持ってくから。』 あたしは案内された尚人の部屋に入った。