振り返ると、私の男友達の吉田竜也(ヨシダリュウヤ)が笑顔で階段を降りてきた。


「夢実っ!お前今日もサボリかよっ!!」

竜也は、そう言うと私の頭を軽く小突いた。

「だってぇ…」

「まぁいいや!これから由璃愛と祐介呼んで勉強しない??」

もうすぐ私達4人は同じ高校を受験するので良い誘いだと思い私は了解した。                「私はいいょ!でも由璃愛はデートだから無理だと思うよ?」

「えっ!?デートって誰??」

由璃愛がデートだと言うと急に竜也が焦り出したので私は竜也が由璃愛のことを好きなんだと思った。