好きだから


俺はクラスにいる
佐藤みたいな奴が好きなんだと思ってた


だけど実際は
真逆―――


こんな人を好きになった


大事にしたいと思った



「うん」



半端な気持ちで
答えなんか出してない

心の底から
君が好きなんだ


一言も喋れないのは
緊張したから

小林美紀の匂い
俺の汗臭さ

近くに居ることが
迷惑じゃないかって思った