屋上に出た瞬間、太陽の眩しさに目を細めた。
それは美紀も同じようで、隣で眩しいと連呼している。
あたしは目が慣れてきたときに、屋上をひとしきり見渡した。
するとフェンス沿いのところで寝転がっている男子生徒が。
…絶対、アイツだよね。
あんな仰向けに寝て、眩しくないんだろうか。
あたしが寝たときはかなり眩しかったのに…
そう考えたとき、ふとあのときの言葉を思い出した。
“お前みたいなお子ちゃま、絶対に対象外だな”
「………」
何度思い返してもムカつく。
ってか、自分だってこんなとこで寝てんじゃん!