きっとイケメン探しのための口実だ。 美紀ならこの学校のイケメンくらいほぼ把握しているはずなんだけど… 「いーのっ!だって蓮くんいなくてつまんないんだもん」 美紀のその言葉にドキッとした。 確かに女子もさっきより静かになってる。 ついさっきまでいたのに。 仕事サボってどこ行ったんだ、アイツ… 「あれれ~? あいか、蓮くんのこと気になってるの?」 ふふっと笑いながら痛いとこついてくる美紀は、相変わらず鋭い。