隣の席は安達君だった。
まぁ、私がわざと
安達君の隣にしたんだけど。
まだ仲直りできてなかったから、
しっかり安達君と話がしたかった。
席を移動させるともう安達君がいて、
「いいのか??今ならまだ変更できるぞ。」
と私にしか聞こえないように言ってきた。
「ここがいいの。安達君の隣が。」
私がそういうと彼は、
「変な奴だな、早乙女は。」
と小さく笑った。
「「ごめんなさい。」」
二人は同時に声をあげた。
「あははは。」と私。
「なんだよこれ。」と安達君。
「じゃぁ、これで仲直りってことで。」
安達君の言葉に続いて私は、
「うん。仲直り♪」と微笑んだ。
なんだか意外と
簡単に仲直りできちゃったな。