晴登のいない生活は、
生きている気がしなかった。



微かに聞こえていた音も聞こえないし。




光も見えない。闇だらけの日々。






どうしても立ち直ることができなかった。













あれから晴登とは
一切連絡を取っていない。



学校では案の定噂が広まっていた。





愛華と美沙希に
別れたことを報告すると、



「辛かったら何でもいいな。」



と声をそろえて言ってくれた。





そっとしとしてくれるのが一番うれしい。






私はホントにこんな親友を
持ててすごく幸せ者だと改めて思う。






こんな風に思うように
なったのも全部晴登のおかげ。