秘密の約束を
交わしてから、もう2カ月もたった。
愛華と美沙希には付き合って
一ヶ月目の日にやっと報告で来た。
なかなか話を切り出しにくかったけど、
全て話し終えると二人は祝福してくれた。
いつの間にか、
下の名前で呼び合うようにもなった。
でもこのことを
知ってるのは、ホント極わずかな人だけ。
晴登に
「耳のことが知られるかもしれないから。」
と言われあまんり広めないようにしている。
学校では一緒にいない代わりに、
休日はいっつも一緒にいた。
それでもお互いに幸せを
十分すぎるぐらいに感じていた。
晴登は授業に
私が聞こえにくそうにしてると、
先生がなんて言っているか教えてくれた。
