「ふぁ~」

退屈な数学の時間、チョークが黒板にあたる音が教室に響く。


「じゃあこの問題は~、斉藤さん解いてください」

「はい。わかりました・・・」

そう言った瞬間、視界が揺らいだ。


―――フラッ

「斉藤さんどうしたの!?」

やばい頭クラクラする。

「ちょっとめまいがして・・・」

「無理しないで保健室行ってきなさい」

「はい・・・」