すると緑は乱暴に朝日の髪から手を離した。

勢いで朝日は床に顎を打つ。
唇が切れて血の味が口の中に広がった。



「っ・・・」



「本当はねぇ、朝日ちんにはそんなに手ぇ出さないつもりだったんだよ?」



緑は相変わらず表情だけの笑顔で言う。



「俺、女の子好きだし~。女の子虐めるのはあんまり好かないからさぁ。一応頼まれたから拐うだけ拐って男の方だけ痛めつければいっかなってね~・・・でも」




「きゃっ!?」



緑は今度は朝日に馬乗りになった。



「気が変わっちゃった~。やっぱり楽しませてもらっていい?」



そう言うと緑は朝日のスカートの中に手を入れた。



「!!!!!」



朝日は咄嗟に緑を蹴ろうとしたが手足を縛られていて動くことができない。


その間にも緑の手は奥へ侵入していく。
太股に這う生ぬるい感触に朝日は顔を真っ赤にした。


「嫌!やめて・・・!」



「ん~?なぁに~?もっとしてって~?」



緑はとぼけて手を休めない。


朝日は泣きそうだった。


なんでこんなやつに、こんなこと・・・。




次の瞬間、そっと指先が下着にかかった。


!!!!



カッと朝日の熱が上がった。





「嫌ぁぁ――――!!!!」