悲痛に叫ぶ朝日の顔を見て楽しむように、緑はにやにやと笑っている。 「痛い?だろうねぇ。だって痛くしてるんだもん」 緑はさらに朝日の髪を握る手の力を強めた。 「っ・・・!」 ギリギリと身体の芯を引っ張られるような痛みが朝日を苦しめる。 「ふふ・・・俺もね、さっき痛かったなぁ。うん。痛かったよ~」 朝日は痛みに耐えながらなんとか声を出した。 「は・・・離して・・・!」