そう言うと桃は、

「ありがと」

と、照れてはにかみながら、言うし・・・

超キスしてぇ。

我慢できなくなった俺は、桃の頭を引き寄せ唇を塞いだ。

「んんっ・・・んぁっ」

桃の甘い声が、俺達以外居ない図書室に響くように聞こえてくる。

開放したのは、それから結構経ってから。

少し、息の上がっている桃。

俺は桃を引き寄せて、足の間に座らせた。

疲れたのか、力が弱かったのですんなり引き寄せられた。

「って言うか、どうしたの?そのグロス」

「あっ美沙と由香が誕生日プレゼントにって」

「やっぱり、桃って桃色似合うな」

「\\\」

「でも、益々モテんじゃねぇの?」

「そんな事無いよ!!」

「でも、学年違うから心配だなぁ」

「大丈夫」

「そうか?」

「うん だって、あたし可愛くないから」

「・・・」

可愛いんだってそれが。

天然?な桃だった。