「美穂ぉぉおおおお」

どたどたと足を鳴らしながら、
満面の笑みで近づいてくるのは


私の彼氏の秋ちゃん。


「秋ちゃん!」

「受かったぜ!!ついに、ついに!!!」

「本当に!?おめでとう!!」

「ああ!」


踏んでいたかかとを直しながら秋ちゃんは私に
ギュウっと抱きついた。