「一緒に遊んだ子たちは、今どうしているの?」
「さあ…。俺も中一ぐらいまでしか行ってないから、どうしてるのかは…。元気にしてるんじゃない?
おばあちゃんは…君がいなくなった後、体調崩してね。三ヶ月程して亡くなったと聞いたよ。」
「…そう。…このおばあちゃん、私とどういう関係だったか、知ってる?」
「いや、そこまでは。君のお父さんかお母さんの、血の繋がったおばあちゃんじゃなかったの?」
「…分からないの。私、家庭環境が複雑だから。」
「……。」
「……。」
「君さ、あの星崎って奴、好きなの?」
「え…何で?」
「ケータイにあいつの名前しかなかったから。」