差し出された紙パックのいちご牛乳。引ったくるように手に取ると、一気に飲んだ。
「ごめん。ありがと。助かった。」
「どういたしまして。…あの…今日、放課後時間ある?話があるんだけど。」
今日と明日は誠が休みで家にいるから、早く帰りたい。
「あー、昼休みじゃ駄目かな。」
「…分かった。じゃあ、体育館裏に来てよ。もうすぐチャイム鳴るよ。戻ろう。」
残りのパンを口に放り込んで、いちご牛乳を飲んだ。
もしかして、さっきの手紙はこいつが回してきたのかな?
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