「真っ白…てのは、何か寂しいな…。お前の好きな柄選んでいいよ。」

「え…、何するの?」

「そうだな。2mもありゃ充分だろ。」

それ、質問の答えになってないよ。

そう思いながらも布地を選んでる私って…。段々この男のペースに慣れてきたのかな。

私が選んだのは、薄いピンクの地に色んな色で描かれた水玉模様。大きいのや小さいのがたくさん描いてある。

「お、可愛いじゃん。んじゃ次は――。」

「まだ買うの?」

「…お前、俺と一緒の布団で寝るのか?」

ぎゃー、何て事言うのよ!

真っ赤になって睨み付けた。

ははは…と楽しそうに笑う誠に、この…スケベ野郎…と呟いた。