次はお箸。これも同じシリーズの猫が描いたお箸にした。

「ねえ、マグカップも買っていい?」

「おう。」

色んなのがたくさん並んでて目移りしそう…。その中の一つに目が止まった。

これ、昔大好きだった絵本の柄だ。

真面目な犬と悪戯好きのカエルが一緒に住んでる話なんだよね。絵がすごく丁寧できれいだったんだ。

ふーん。こんなのがあるのか。よし!これに決めた。

「お待たせ。決まったよ。」

「ん。お前さ、縫い物得意?」

「縫い物?服とかは作れないけど…。」

「そんな難しいのじゃないよ。一枚の布の上下を縫うだけ。」

「その位なら大丈夫だよ。」

「そっか。じゃあ次は布を買いに行こう。」