でも、近寄りがたくてなかなか声が掛けられなかった。

しかも君は全く俺の事覚えてなかったし。

最近、感じが柔らかくなって、あの頃の君に戻りつつあるのかと思うと、君への思いがだんだん膨らんできて…。…俺と、付き合わない?」

ドキッ…

「えと…えと…あの…どうしよう…。」

「ぷっ、くっくっくっ…。」

「?」

「…どうしよう…て、誰に言ってんの?」

「え…あ。」

「そんな真っ赤になってると、OKだと思いたくなるんだけど…。」

彼の瞳がじっと私を見つめて、真剣な顔をしたから、目を逸らすことができなくなった。