ウソ……
吸われた……
きっと、赤くなってる。
明日の朝には痕になってるかも。
あ、コラ……
「ちょ、…っ、トウマっ!」
「…俺の部屋に来る覚悟も、決めたか?」
オレノヘヤニクルカクゴ…
(漢字変換していますしばらくお待ちください)
・・・いいえ!
ぜんぜん!
決めてませんでした!
「トウマ…!」
「腰が逃げてる」
「だって……」
「サラ。」
ダメだ、
宥めるように重ねられる唇が気持ち良すぎて、死にそう。
こんなの、誰が抵抗できるっていうの。
「サラ、…おいで。」
期待と不安で、息が詰まる。
もう、子供じゃないから。
差し出された手の意味はわかる。
もう、これを跳ね除ける理由も、それをする意味もないことも。
……負けた。
落ちた。
完全に、彼の手の中に。
「…今度は、逃さない。」
絡め取られた指をぱくりと食まれて甘噛みされる。
……こんどは?