終わりの時が、近付いている。
曲とともにこの3カ月あまりを振り返ってみて、改めて。ひとりの人がいつでもあたしの景色の中心にいたことを自覚する。
こわいくらい、トウマ。
あなたばっかり、だ。
今日初めて分かったよ。
どの曲にも、あなたがいる。
それはゆらゆらと形のない想いなんかじゃなく、紛れも無い、ただの事実で。
音楽がそれを証明してくれた。
あたしの心の目は、いつもいつも、トウマしか見ていなかったんだ。
それ、なのに。
それなのに
どうして、あたしはいま
無理やり、この人のことを追い出そうとしているんだろう。
…こんなに、好きな、くせに。
いまのあたしは。
こんな風にしてみんなの前で堂々とDJが出来るあたしは。
“トウマが好き”っていう気持ちで出来た“結晶”、なのに。