「・・・・・ねぇ、貴方。
 アタシの小さい頃そっくりね」





同じ、髪。
澄んだ、緑で軽くウェーブが罹ってて
同じ、眼。
シルバーの瞳。




「おねえちゃん、だれ?」




フフン、と鼻で小さく笑って




「お姉ちゃん、なんて
 案外気分がいいものねぇ、
 男見物に来るのもいーけど
 たまにはこーいうのもいーかも」



小さく呟いて、また笑う。




「あたしの孫はたくさん居るけど
 こんなに似てるのは初めて。
 んーん、チカラはあるのかしら?」




ちょっとごめんね、と囁いた。