楓「電源切られて、大ちゃん、今まで見た事ない位に落ち込んでてさ？電源切られてるのに必死に電話とかメールしてて……あんなに取り乱した大ちゃん初めてだったよ」


そんな大地くんの様子を聞けば
ちょっと出なかったことに罪悪感を覚えた。


楓「出ないなら迎えに行けば？って言ったら大ちゃんなんて言ったと思う？『そう言うことはさっさと言え』だって。そんな単純なことも分からないくらい必死だったんだろうね！！」


そして料理を取り分けた私たちは、大地くんが戻って来るのを待った。


楓「大ちゃん、恥ずかしがり屋だし、口調が俺様で、付き合いにくいと思うけど……大ちゃんには萌恵ちゃんしかいないと思うんだ……だから、私お邪魔虫にならないように頑張るから……大ちゃんの傍にいてね？」


萌「うん。私も大地くんがいないと無理だから」


そう言って笑うと楓ちゃんは「良かった」と言って笑ってくれた。