次の日

「今日は大地くんに祝ってもらえるの?」


私と大地くんの関係をよく知る親友が私の誕生日を心配してくれたけど


萌「バッチリ!!今からデートだよ」


親友に手伝ってもらいながら巻いた髪。
いつもより頑張ったメイク。
少し短めのスカート。
ちょっと頑張ってお洒落した18歳の私。


萌「大地くん、気付いてくれるかな?」


「厳しいでしょ?!」


確かに、大地くん私にあんまり興味なさそうだもんな。
何で、付き合ってくれてるのかも謎だしね……。


そんな事を考えていたら何だか気分がマイナスになっていったから、私はそんな考えを振り払うように頭をブンブン振った。


「こら!萌恵!せっかくの髪が崩れるでしょ!!」と親友に怒られた……。


誕生日だもん!
大地くんが一緒にいてくれるもん!
誕生日って知らないかも知れないけど…
少しだけ変わった私の変化に気付かないかも知れないけど…
傍にいてくれたらいいんだもん!


萌「じゃー、大地くん所に行ってくる!!」


そう言って私は大好きな彼のいる教室に向かった。