「この部屋のなか、落ち葉で敷き詰めてみるか」


「……やめてよ。掃除が大変だから」


「落ち葉の代わりになるようなものって何だろな」



アゴに手をあてて、いやに真剣に考えている。


やっぱりハル兄って、……天然?



「あのさ、あの時は落ち葉のおかげで寝れたんじゃないよ」


「ん?」


「あれはさ、ハル兄の……」


「オレの?」


「えっと、……○※モニョモニョ※△……」



口の中でつぶやいたあたしの顔は、



「……はうっ」



またまた、大きな両手ではさまれた。