「この部屋のなか、落ち葉で敷き詰めてみるか」
「……やめてよ。掃除が大変だから」
「落ち葉の代わりになるようなものって何だろな」
アゴに手をあてて、いやに真剣に考えている。
やっぱりハル兄って、……天然?
「あのさ、あの時は落ち葉のおかげで寝れたんじゃないよ」
「ん?」
「あれはさ、ハル兄の……」
「オレの?」
「えっと、……○※モニョモニョ※△……」
口の中でつぶやいたあたしの顔は、
「……はうっ」
またまた、大きな両手ではさまれた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…