そう、
これが悪夢の始まりだったんだ。


私が中学生の時だった。
学校から帰ると玄関には父ではない、
他の誰かの靴があったのだ。

「ままー?誰か来てるの??」

ガラッ

ドアをあけるとそこは信じたくもない光景があったのだ。


「あら?あんた帰ってきたの?」

そう、それは父ではない他の男と母が
抱き合っていたのだ。

「やだっ...。
ままはぱぱ以外のひととそんなことしちゃだめなんだよ?」

すると母の口からとんでもない言葉がでた。

「は?あの男はあたしとあんたを捨てたんだよ。」

うそだっ....

「ままのうそつきっ!ぱぱは優愛をすてたりしないよ?
だってぱぱは優愛のぱぱだもんっ!」

絶対ありえない。