「……落ち着いた??」

目の前に、ジュースが差し出された。

ありがと…と言い顔を俯せながら、お礼を言った。


今は近くの公園のベンチに座って居る。。

さっき、私は泣き崩れていた。
理性など、殆ど保っていない状態で。。


「で、さっき。
聞きそびれてたんだけど、どうして泣いてたんだよ……」

そう言いながら、私の隣に腰を降ろして、ベンチに座る隆弥。。

「…………っ
言わ…ないと……ダメ…??」

「ダーメ……
って事は無いケド。。
言った方が気持ちが楽になる時だってあるよ。」

「ぅん。。
あのね……」

「……うん。。」


私は少しずつ……
ポツリ、ポツリ、とさっき見た光景を言った。
それを見てすごく、分からない感情が溢れ出て来たこと。。

全てを言った。。


全て、話終わってから、隆弥が口を開いた。

「お前……まだ…」

「へ??」