「っっーーーー……」

私は、走った。。


あんな場面、見たくなかった……。



アンズちゃんと、輝が………
キスしてるとこなんて_____________ 。

一番見たくなかった。。


「フッ------……。」

グイ。

「っっ!!?」

「なに、泣いてんだよ……」


彼は、私を壊れたオモチャのように優しく優しく自分の胸元へと、私を押し付けた。


「りゅ……や…。」

でも、私が求めた温もりとはまた、別の温もり。。

別に嫌ではなかった。
嫌では………

でも、
私は隆弥を無意識のうちに押していた。

だけど、隆弥はそれを許さない。。

「ゴメン。。
今だけは…
このままでいさせて……」


隆弥は、
こうしていないと、光が消えそう_________

そぅ、低く、小さい声で私の耳元で囁いた。

それに反応してか、小さく肩がビクッと揺れるのを感じた。