「~??……かる!…ひーーかーるーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!」


あぁ、なんだろ。
誰かが俺の事を呼んで……「バッチーーン!!!」

「んなっ?!!
誰だ、俺様を殴った奴は、あ?」

その瞬間、秋の手に持たれていたハリセンは、敬徒の手に移された。

「敬徒か??
俺を殴ったのは。えぇ?」

「へ。
えぇぇぇぇぇ!!!!!!!?
ど、どどどどどどう見てもさっきの秋が、輝の事叩いたんじゃんっっ?!!!
え、何で俺?!」

ガチャ。

「ねぇー見てよこれ~♪
光ちゃんと隆弥君お似合いだと思わない!?」

そう言って、高橋は{Lily}と言う雑誌を見せてきた。

そこに映ってるのは………

紛れも無い、俺の愛おしい人と俺の大切なものを捕ってきた奴。

「あちゃー。」

そう言いながら頭を抑える秋。

「なんか、凄い絵になる二人だね。」

俺の心に槍を刺す佑。

でも、佑の言って居る事は本当にそうだ。


二人のポーズは光が椅子に座っており、その背後に隆弥が居て、隆弥が光を後ろから抱きしめて居る写真。

「…………。」

本当に絵になりすぎてる。。










この時、俺は光を振り、別の世界を歩んで行くと選んでしまったのかと後悔するのはまだまだ先の話の事でした…………。