光は、俺から急いで離れようとした。。

「きゃっ!?」

俺はそれが嫌で光の腕を引き、光の事を抱きしめた。。

「止めて、輝……」

「嫌だ…」

光は、俺の腕から逃れようとあがいている。。

「お願いだからっ、離して…輝ッッ!!」

「嫌だ…絶対……。。
お前を今離したら、お前が消えてしまいそうなんだよ……」

「輝…私は大丈夫だからっ、だからッッ!!!」

「じゃ、なんでそんなに泣いてんだよ…」

「え……。」

俺は、光の頬に触れ涙を拭ってやった。。


「なんでよ……」

「は??」

「なんで、そんなにも私に優しくするの!!!?
私じゃなくて、アンズちゃんにもっと、優しくしてあげればいいじゃんッッ!!!」


は?
「何言ってんだよ……
てかよ、何で結河が出てくんの??」

「何いつもんのは、そっちでしょ!!
私の気持ち知らないクセに、あんな所でキスしちゃって!!?
もぅ、土足で人の心の中に踏み込まないでっ!!」

「光……あれはっ!?」

「言い訳なんて聞きたくも無いッ!!!」

「光っっ!!!!!!!」


光は、廊下を走って行ってしまった……

「光……」

なんでなんだよ……

何で、俺達はこんなにも自分を傷つける事しか出来ないんだよ…