「ちょっと行って来るわ」


私は、すずと蔡香に手を振って瑞稀の所に行った。




「瑞稀~っ」


私の声に、瑞稀の周りの男子が瑞稀を茶化す。



「おぃ、瑞稀~」「ヒュ~」


「もぉ、お前等えって本間。…で、何?」


「瑞稀何組やった~?」





若干うっとぉしそうにしている事に気付きながらも明るく振舞う私。


そんな顔されたらこっちだってうっとぉしいっつーの。



「ん?4組」


「あ、そぉなん?私何組やと思う~っ?」




「え、知らん」




…。


もうこいつとは会話続かん。






ギブです、




「うん、2組。じゃっ」



私はそのまま蔡香たちの所に戻った。



「なぁ聞いてや!本間あいつムカつくし~っ」



「何よ?また言ってん?」


蔡香が呆れた顔をする。


でも、私はそんな事おかまいなしで愚痴りまくった。