横になったままじっとあたしを見てる。 「じぃちゃん、俺みっくん、覚えてっか? つか、全然俺の方見てねーし。陽菜ばっか見てるし。」 やっぱり誰か分かんないのかなって思ってたら、 おじいちゃんのシワシワの手が、あたしの顔に伸びて来た。