「お前が、希夜と友達じゃないってことは、よーくわかった!僕と友達になりたいとか言うほどだし。」
友達になりたいとは言ってないが、やっと誤解が解けたようだ。
そう言うことにしとこう。
私達は仲良く歩きだす。
第一印象は最悪だったけど、光とは仲良くなれる気がする。
「怜悧だっけ?」
まだ覚えてなかったのか。
ま、私も光の苗字覚えてないけど。
しかも、名前も、名前負けしてるって理由で印象に残ってたから覚えてたわけで、
「それにしても、お前って最低だな!」
「はッ!?光って心読めるの?」
「はっ?」
「あ、いや、、、」
「変なヤツ。」
「ハハハ」
「高龍寺のこと嫌いなのに友達のふりするなんて最低だなーと思って。」
ビビるー!
ホントに心読まれたかと思った。
光に心の内がバレたら希夜の2番目に嫌われるとこだった。
直感だが、光を敵にまわしたらヤバいと思う。
希夜よりはマシかもしれないけど。
「で、でも、希夜も俺のこと嫌いだからお互い様だろ。」
「フーン。僕には高龍寺が君のこと嫌ってるようには見えなかったけどな。」
「はぁ?」
そんな馬鹿な!
光の目が腐ってるに違いない!
私達の7日間を知らないからそんなこと言えるんだ。
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