この学園では今、俺が学年トップ。
そして生徒会長だってことは知ってるよね?

上に立つからにはしっかり責務を果たしたい。
その為には皆の協力も必要だと思ってる。
学園を大切に思うヤツは手をかしてほしい。




それから、一つだけ忠告したいことがある。



俺は


学園の価値を下げようとするヤツを絶対許さない。

俺のことをよく思わないヤツもいるだろうね。

でも、それとこれとは話しは別だ。

もし、秩序(チツジョ)を乱す者、この学園に相応しくない者を見かけたら

フフフ....

ただじゃおかないから。」


ピーンとはりつめた空気の中ただただ希夜の声が響き渡る。






ここに受かったってことは自慢に思っていい。

それだけの秀でた能力が皆ある。
なんてったってこの学園の生徒だからね。

それは分かっているつもりだから。


まぁ、俺が言いたいことはそれだけ、かな?」



さっきまでとの雰囲気とはまるで違う。
誰もが複雑な表情をしながらもしっかりと希夜の話を聴いていた。

上から目線な気がしたが、希夜から見えるのは学園を守ろうとする姿だけだったからだ。


初めて真剣な顔の希夜を見たような気がする。


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