「なんだ〜?」

「アイツ、こっち睨んでね?」


眠りかぶりの圭也は気づいてなかったらしく、挙動不審に私と八巳を交互に見比べた。

そして


「はぁ。怜悧、何したんだよ。」


ため息&困った顔で私を励ますように肩をポンと叩いたのだ。


なんかムカつく。

下がった眉がなおさら。



私は少し観察して目が合っただけで睨まれる覚えはない。

私の心が読めるのであれば話しは別だけど・・・


まさかね。



「アイツ、希夜と同じくらいおっかねぇぞ?」



マジでッ!?



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