何食わぬ顔して架依斗から視線を外した。


「なんだか、」

はずなんだけど・・・

「お熱いですね?」


きょーーーーうッ!!



「目のやり場に困りますよ。」


見られていたようだ。

ホント今日の恭、意地悪過ぎ!!


キョトンとしている架依斗はさておき、希夜の鋭い視線と圭也の物言いたげな視線が・・・



痛い。。。



今からでも席を外してはダメだろうか・・・


もちろん、そうする勇気は今の怜悧に持ち合わせていない。


はぁ。

肩を落とし、私はやっと食事に手をつける。


温かい朝食はもうすっかり冷めきっていた。